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Jazz Sessionのようなチームワークが魅せる空間

みなさん、たいへんお久しぶりです。

 

坂本龍一さんの『Merry Christmas Mr.Lawrence -30th Anniversary Editon- /坂本龍一』 (1983年作品)『音楽図鑑 -2015 Edition- /坂本龍一』 (1984年作品) という歴史的アルバムを最新の技術で、オリジナル・アナログテープからアーカイブ、マスタリングするという大役を仕上げるためにほぼこの3年間はスタジオに缶詰でした。

 

‥と言うとちょっと大げさですが、10枚組ができるほどの膨大な未発表テイクがありご本人と相談しながらようやく編成がきまり先日発売になりました。

この話は次回詳しく。

http://midiinc.com/30th/#anchor17

 

さらに昨年よりIIJKORG、Saidera Paradiso、SONYの4社で極秘のうちに検討を重ねて来たプロジェクト。

最新のデジタル・オーディオ・フォーマット「DSD5.6MHz」による音楽配信の実証実験として、今年11年目を迎える「東京・春・音楽祭」、世界に冠たるオーケストラのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団ベルリン・フィル)の協力を得て、4月に行われた演奏会をライブ配信。

実験は成功、この話は、近いうちに詳しく。

先に勉強したい方は、こちらへ→ http://dsd.st/ja/

 

3年ぶりの本題です。

10年ぶりに新曲のフルアルバムを出します。

内容については追って報告いたします。

 

『Memories of Primitive Man / Seigen Ono and Pearl Alexander』

アルバムタイトル:メモリーズ・オブ・プリミティブ・マン

アーティスト:オノ セイゲン&パール・アレキサンダー

 

そのアーティスト写真撮影で代官山スタジオにはじめて来ました。

すごいメンバーです。

 

[今回の撮影メンバー]

アートディレクター:井上嗣也氏(BEANS)

撮影:新津保建秀

スタイリスト:杉浦優氏

ヘアメイク:小西神士氏

 

なにがすごいかと言うと、井上嗣也さんと新津保建秀さんのセッションがすごい!!(詳しくは今井さんのリポート参照)

 

サントリー、パルコのCMで、ロン・カータースティーブ・ガッドとか、チャックベリーやジェームスブラウンなどを起用して、あの撮影現場ってきっとこうだったんだと確信するテクニックが続出。

どんどんアイディアがでてきます。

パールに声をかけ、表情や動き、演奏も引き出されて、風をあて、すべてまったく迷いのない(=おさえのテイクなんかない)、最高のジャズのセッションなのです。

すごいカリスマ・バンドリーダーです。

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広い白い空間に、こっちがわでコーヒー飲んでるうちに、どんどん小劇場のような秘密の小部屋が出来上がっていく。

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そもそも、ブログ復活は、スタイリストの杉浦さんに、

「最近、更新してないですよね」

と指摘されて、

「あ、あ、あ、あ、やってなかった。では今回から復活します」と宣言して今回のブログ復活です。

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まるでジャズのセッション。

どんどんいいのが撮れます。

繰り返しますが、念のためというカットはなし。

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ぼくが持ち込んだのは、1月にパルコミュージアムの『大恐竜人間博』のために編成したときの、今回のアルバム制作途中のCDと、スタジオで3ペアも使用している「TD-M1」スピーカー。

『大恐竜人間博』観てくれた方いるかなあ?

あのときはCDはもう出さないと宣言してたんですが、撤回。

 

恐竜制作・下田昌克 × 詩・谷川俊太郎 × 写真・藤代冥砂

January 16th- February 2nd, 2015 @PARCO MUSEUM, Tokyo

http://www.eclipse-td.com/products/td-m1/

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サイデラ・マスタリングもスタジオなのですが、第一印象は、うちのアシスタントも代官山スタジオのスタッフの動きを見習ってほしいなあと切実に感じた次第です。

段取り、チームワーク、ホスピタリティ、スピード、すべてがいい。

右のは「電話帳」と呼ばれてて、舞台で使う箱馬のようなものかと思ったら、本物の「電話帳」を黒ガムテでぐるぐるしただけなのです。

これは使える。

サイデラ・マスタリングでも銀テープと赤テープで作ろう(業務連絡)。

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[リポーター今井の感想]

今回の撮影現場はセイゲンさんのいう通り"Jazz Session"のようでした。

コードを少し確認したら、場面はどんどん進んでいきます。

最初はスタンダードに。徐々に妖艶な感じに。

私も普段撮影には関わりますが、久しぶりにスタジオをしっかり作りこむものだったので学びが多かったです。

「え、その角度にその壁置くの?」と思うような壁の配置によって出来上がる絶妙な光の加減。

その壁によってまた少しずつ変わっていく音空間。

シャッターを切ることで切り取られる一瞬たち。

張り詰めているようで、実はアットホームなチームが作り出す丸い空間。

撮影チームの皆さんの素敵な緊迫感がよい刺激になる、新鮮な空間でした。

 

[リポーターの紹介:今井朝美 Tomomi Imai]

元Saidera Paradiso勤務。

青山学院大学文学部教育学科卒業後、同大学大学院総合文化政策学研究科文化創造マネジメント専攻にてサウンドスケープを主に学ぶ。

学生時代から多種多様な職業を経験し、海外留学などを経て、現在はフリーランスとしてデザインやディレクション、最近では押上に多目的アトリエカフェ「ViBAR」をオープンし、文化のるつぼ空間づくりに奮闘している。

DIY Coworking Atelier & Cafe ViBAR

vibar.tokyo

 

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